ID :
3239
公開日 :
2007年
3月26日
タイトル
[和風教会、11年ぶり移築完了 彦根でしゅん工式
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/sga/20070326/lcl_____sga_____003.shtml
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元urltop:
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写真:
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かつて彦根城の中堀沿いにあった和風教会「スミス記念堂」の移築工事が完了し、移転先の彦根市本町、旧市立病院看護婦宿舎跡地で25日、しゅん工式が営まれた
記念堂は1931(昭和6)年、米国人宣教師のP・A・スミス氏が建設。全国的にも数少ない寺社建築の外観を持つ教会で、扉や欄間などには十字架やブドウの彫刻が細やかに施されている
市道の拡幅工事に伴い11年前に解体、保存されていた。再建を目指すNPO法人「スミス会議」の活動を受け、市も移転地を提供した。06年2月から市内の寺社建築「西沢工務店」が移築工事を進めてきた
式には、関係者や近隣住民ら約60人が参加。同会議の森将豪理事長は「市民と行政の協働により、文化財を守るモデルが示せた」と語った。獅山向洋市長も駆けつけ「築城400年祭の観光客にもぜひ立ち寄ってもらい
たい」と呼び掛けた
記念堂は今後、教育や交流の場として活用するという。移築費の不足分の寄付を募集中。問い合わせは、スミス会議=電0749(24)8781=へ。