ID :
2768
公開日 :
2007年
2月15日
タイトル
[米住宅市場減速の影響、最悪期過ぎた
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新聞名
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200702150062.html
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元urltop:
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写真:
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米連邦準備理事会(FRB)前議長のアラン・グリーンスパン氏は14日、米経済に対する住宅市場減速の影響について、住宅着工件数と住宅価格は引き続き落ち込む余地があるものの最悪期は脱したとの考
えを示した。当地で開かれた昼食会にビデオで参加した。
出席者によると、同氏は「最悪期は過ぎた」と発言した。
グリーンスパン氏は当初、昼食会に実際に出席する予定だったが、カナダ東部と米国の吹雪でフライトがキャンセルされた。
同氏の発言はバーナンキ現FRB議長の14日の議会証言を受けた発言。
バーナンキ議長は住宅市場について、暫定的ながら安定化の兆しが見られるが、住宅市場が最終的にどの程度調整するかを予測するのは困難で、調整がFRBの予想を上回る可能性もあると警告した。
グリーンスパン氏はまた米経済の潜在成長率について、生産性伸び率を2%、労働力拡大率を約0.5%と想定すれば、2.5%前後になるとの見方を示した。また米国の貯蓄率がマイナスになっていることに懸念を表
明するとともに、こうしたことは永遠には続かないと指摘したという。
インフレ目標になぜ反対しているのかとの質問には、反対しているわけではなく、目標を公表すれば政策決定においてFRBの手を縛りかねないため、公表することに反対だと答えた。