ID :
2503
公開日 :
2007年
1月18日
タイトル
[iPodに木のぬくもり 佐賀市諸富「飛鳥工房」 高級素材使い人気
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新聞名
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/economics/20070118/20070118_015.shtml
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元urltop:
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写真:
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佐賀市の飛鳥工房と東京都のファントが製品化したiPodの木製ケース
最新のデジタル機器を伝統の木工技術が優しく包む‐。佐賀市の木製玩具メーカーが、米アップルコンピュータのデジタル携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」用に開発した木製ケースが話題を呼んでいる。手作業
で「100分の数ミリ単位」まで仕上げる職人技と先端機器との取り合わせが受け、百数十個を売り上げたという
「imoc(アイモク)」と名付けられたこの製品は昨春、家具の生産地・福岡県大川市で開かれた斬新なアイデアを競う展示会で発表された
製品化したのは大川と隣接する佐賀市諸富地区にある飛鳥工房。社長の広松利彦さん(44)が、長女のアトピーを教訓に、植物性の塗料を使い、丁寧に磨きあげた木製玩具を製造し、「安心で手触りも優しい」と高い評
価を受けてきた
アイモクは「無機質の機械も木で包めば心が和らぐ」と考えて企画会社とともにアイデアを練り上げ、製品化にこぎつけた。材料には白っぽいカエデ、茶色のチーク、黒っぽいウエンジといった外国産の高級材を使用。機
器にぴったりと合うよう「感覚を頼りに電気カンナで削る」手作業のため、1日に5個作るのがやっとという
適合機種はiPodの5Gシリーズなど3種で、各5775円。飛鳥工房=0952(47)5697。