ID :
2501
公開日 :
2007年
1月18日
タイトル
[香川松下電工、木粉を燃料に 資源有効活用
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新聞名
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/article.aspx?id=20070118000079
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元urltop:
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写真:
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収納・内装建材製造の香川松下電工(香川県綾歌郡綾川町)は一月上旬から、住友大阪セメント(東京)と環境事業で提携し、収納材の製造工程で発生する木粉を住友大阪セメントの高知工場へ売却を始めた
。木粉はバイオマスボイラーの燃料として使用される。資源の有効活用を図るほか、木粉の処理コストも大幅に削減できる
香川松下電工は木粉をふるいにかけて配管に詰まる恐れがある異物や端材を取り除いた上で、運搬車に積み込む専用装置を約千万円かけて新設。住友大阪セメントは、約六トンの木粉が運べる専用運搬車を新たに
導入。高知工場でのセメント製造の燃料として活用する
香川松下電工の工場では、一戸建て住宅用の靴箱や窓枠など内装・収納材の製造に伴い、毎月約百トンの木粉が発生するが、これまでは産業廃棄物処理業者に処理を委託。汚泥処理の水分調整材として使われた後、
焼却処分されていたという
事業提携により、木粉の処理費用が一カ月当たり約70%削減できるほか、運搬処理の輸送は延べ約六十台から約二十台に低減できる。このほか、産廃処理に必要な事務コストなども節約できる
香川松下電工は「今後はサイズが大きい端材の活用法なども検討し、少しでも無駄の出ない製品づくりに取り組んでいきたい」としている。