ID :
2387
公開日 :
2007年
1月 4日
タイトル
[県の木材試験場開発 射水の保育園で好評
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新聞名
http://www.chunichi.co.jp/00/tym/20070104/lcl_____tym_____002.shtml
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元urltop:
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写真:
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県林業技術センター・木材試験場が開発した保育園用家具が、射水市立大門きらら保育園で好評だ。里山に放置されているコナラを材料に使い、里山再生にもつながる。同試験場では「地元の木材家具を地
元の人に親しんでもらいたい」と話している。
コナラはかつてまきとして利用されていたが、需要がなくなった現在、放置されて森が荒れる原因となる上、切っても使い道がなく粉にするか焼却するしかないという。材質は硬いが、製品化の過程で反りや曲がりが出
やすく、建築や家具用材としても使いにくいとされていた
同試験場では、子どもたちに温かみのある木製品に親しんでもらおうと、コナラを使った保育園用家具を開発。コナラを六十センチほどの短い板にすれば反りを抑えられ、スギ材を挟むなどして軽量化するなどの技
術を考案した。コナラは木材製品として扱われていないため、価格も安い
デザインは県総合デザインセンターと協力し、製品化は南砺市の家具メーカーが担当。机といすがセットの花形家具や飾り棚、紙製の管を土台にコナラ板を座面にしたいすなどを開発し、モニター使用している大門き
らら保育園では「紙管いすは軽くて子どもでも持ち運びできる」などと喜ばれている。