ID ：
2238
公開日 ：
2006年
12月 8日
タイトル
［フジの古木切断に住民憤り 坂井・三国龍華園跡地
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新聞名
http://www.chunichi.co.jp/00/fki/20061208/lcl_____fki_____000.shtml
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元urltop:
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写真:
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坂井市三国町緑ケ丘２丁目の市営住宅・立田団地駐車場の南側斜面にあるフジの木が、根元近くから幹の途中まで何者かに切断されていたことが７日、分かった。フジの木は住民憩いの広場として知られた三
国龍華園の跡地にあり、地元では樹齢約１００年の古木も含めて地域おこしの核にしようとしていただけに、住民たちは突然の“心ない行為”に憤っている
被害に遭ったのは、同駐車場裏手の雑木林にあるフジの木３本のうち１本。団地入居者らが高さ約３０メートル、根元の太さ約３０センチの巨木が途中から３メートル余り切り取られていたのを見つけた。チェーンソーで切
ったような形跡があった
立田団地区自治会長の山内正博さん（７１）は「今年５月に観賞し、花の美しさに堪能したばかり。まさか切断されるとは」と嘆く
関係者の話では、約２週間前に切断されたとみられ「いたずらではなく、古木に関心にある者の仕業では」と推測。「まだ２本残っており、監視の目を光らせたい」と話す
フジの木がある場所は、市有地と民有地が複雑に入り組む。市も民間所有者も「切っていないし、切断の話も初耳」と驚く。無断で切られた木の上の部分は他の木につるが絡みついていて、宙づりの状態。市では「危険回
避のため、地元と協議して伐採するなどの対応をしたい」という
三国龍華園は、三国町の性海寺が１８９９（明治３２）年、龍田池の周辺に桜や紅葉約３００本を植栽したり、８８カ所のほこらを設けたりして憩いの場に整備。風光明美で明治期に三国十二景の一つに数えられたが、昭和
４０年代に駐車場として龍田池は埋め立てられた。
