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ID :  2240
公開日 :  2006年  12月 8日
タイトル
[天然記念物オオワシ佇む 大船渡町のマツの木で
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新聞名
東海新報
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元URL.
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws2087
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元urltop:
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写真:
 
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大船渡市大船渡町永沢地内の住宅地そばに生えているマツの木で七日、国の天然記念物で大型の猛禽類・オオワシが佇んでいるのが確認された。岩手県のレッドデータブックでもAランク(絶滅の危機に瀕 している)に区分されており、大船渡湾を見渡す姿を地域住民も温かく見守っている  オオワシは、ロシアのカムチャツカ半島やサハリンなどで繁殖し北海道や東北地方で越冬する。体長は約一メートルで、翼を広げると二・五メートルにもなり、国内にいるワシでは最大級とされる  大船渡地方振興局保健福祉環境部によると、地域住民の間では十一月末から同町の魚市場周辺を飛び回っている姿が目撃されていたという。同日は朝方から魚市場周辺を飛び、その後は住宅地近くのマツの木で羽を 休めていたという  写真撮影を行った同部では、全体的な姿などからオオワシであると判断。成鳥とみられる  マツの木で佇むオオワシは、大船渡湾の方向を鋭い眼光で見渡し、時折鳴く甲高い声が住宅地にも響き渡る。同部の職員は「自然のままで見守りたい。地域住民の方々もそっとしてほしい」と語る  野鳥の生態にも詳しい、陸前高田市海と貝のミュージアムの熊谷賢主任学芸員も「冬になると気仙では五葉山周辺で見られることも。餌となる魚を求めてやってきたのでは」と話している。 2006年12月08日付 1面