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ID :  15637
公開日 :  2010年 4月 2日
タイトル
[農業研修所:古民家の良さ残し、東京の企業が開所 農業体験の場にも
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100403ddlk07040139000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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自然に親しみチームワーク高めて  ソフトウエア開発会社「エム・オー・シー」(東京都台東区、南英二社長)は、飯舘村小宮の古民家を再利用した「農業研修所いいたてふぁーむ」を開設した。長年無人だった古民家3棟のうち1棟を食堂や会議室として利 用する母屋に、残り2棟を宿泊施設に改修した。地元住民は「使い道に困っていた古民家を活用する新しいモデルになる」と歓迎している。
 母屋は木造平屋建て約66平方メートル、宿泊棟2棟は木造2階建て約50平方メートル。木造建築独特の温かさを残すため、木のはりや柱はそのまま残した。ビジネスマナーを学ぶだけでなく、農業体験もできる。同村 に移り住んだ元社員の紹介で場所を選んだ。
 農業体験を研修に加えたのは、社員同士のチームワークを高め、自然に親しみを感じてもらおうとの狙いがある。近くの畑でブルーベリーやジャガイモを植える予定だという。食事は村内の食材を使い、社員らが調理 する。
 3月31日のオープンセレモニーで、南社長は「食事も空気もおいしく最高の環境。ここの生活は若い社員には特別な経験になる」とあいさつ。菅野典雄村長も「空き家が近代的な施設に生まれ変わるとは思ってもみなか った。村の生活を通して、人とのつながりの大切さを分かってほしい」と話した。
 同日から新入社員24人が3泊4日の研修に訪れている。就農希望者や他企業への貸し出しも検討しているという。