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ID :  15721
公開日 :  2010年 4月10日
タイトル
[古民家を移築、自然体験の拠点に 足利に交流館
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新聞名
下野新聞
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元URL.
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/south/ashikaga/news/20100410/307660
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元urltop:
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写真:
 写真が掲載されていました
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築150年を越える古民家を移築した「名草ふるさと交流館」が名草上町に完成した。清流、山林、田んぼなどの地域資源に恵まれた名草地区。江戸時代に寺子屋として使われたという古民家が、農作業や自 然を体験学習する拠点施設として生まれ変わった。
 市が整備した交流館は木造2階建て、延べ床面積266平方メートル。1階土間の交流室は80人が入れ、煮炊きを体験できるかまどがある。板の間にはいろりが切られ、2間続きの座敷は講義用に使われる。2階は和室 の会議室になっている。建設費は総額1億1700万円。
 風格ある建物は、同地区に近い樺崎町の旧家・橋本家の古民家を移築した。大黒柱、太いはりなど構造材をそのまま利用し、屋根瓦や板張りの壁は新しくした。車いす対応の屋外トイレ、農機具などを収納する納屋を 併設する。
 運営は足利・名草ふるさと自然塾運営協議会に委託。同協議会はこれまでソバ収穫、炭焼き、シイタケ、大豆栽培などの体験プログラムを実施してきた。青木孝夫会長(66)は「直売所を併設したいなどのアイデアが住 民から出て、夢が膨らむ。たくさんの人に利用してもらい、地域活性化につなげたい」と拠点施設の完成を喜ぶ。
 市農務課は「協議会と相談しながら、利用者が地元の人たちと交流できるプログラムを開発したい」としている。
 29日に落成式を行い、5月1日から使用開始する。月曜休館。問い合わせは市農務課電話0284・20・2161。