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ID :  15550
公開日 :  2010年 3月28日
タイトル
[古民家、レストランに再生
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://mytown.asahi.com/shimane/news.php?k_id=33000001003290004
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元urltop:
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写真:
 写真が掲載されていました
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「オーベルジュ」雲南に来月オープン◆  築100年の古民家を改築した宿泊施設付きレストラン「オーベルジュ雲南」が4月中旬、雲南市木次町湯村にオープンする。階段や梁(はり)、障子といった古民家の建材や建具を有効に活用した造りが特徴で、地元の 食材を楽しめるレストランとなる。オープンを前に準備が進んでいる。(高橋健次郎) ◆建材や建具を活用◆  市政策推進課によると、木造2階建ての古民家は街道沿いの休憩所だったが、10年以上前から使用されず、雨漏りや老朽化が目立っていた。市は遊休施設の調査に取り組んできた早稲田大学の古谷誠章(のぶ・あき) 研究室と連携。古民家の所有者とも相談した結果、宿泊施設付きレストラン(オーベルジュ)への改築が決まった。
 2008年秋ごろに基本設計を始め、昨夏に着工した。階段下に収納機能を持たせた「箱階段」を生かしたほか、梁を再利用したり、建具を照明器具に再生したり。内装は白と黒を基調に、落ち着いた雰囲気に仕上げた。
 1階は、キノコやソバなど地元の食材を生かした創作料理のレストラン(40席)で、2階は2部屋の宿泊施設(最大10人)となる。大田市や松江市でレストランや宿泊施設を経営する「LAUT(ラウ)」が手がける。延べ床 面積は215平方メートル。総事業費約4千万円。
 市政策推進課の板持周治主幹は「雲南の食材も味わい、風土も感じてもらいたい」と期待している。