ID :
15547
公開日 :
2010年 3月28日
タイトル
[桜の名所へ 出資し植樹 八幡浜の市民団体呼びかけ
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20100328-OYT8T00762.htm
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元urltop:
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写真:
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市民スポーツ公園に100本
菜の花の咲く斜面に桜の苗木を植える参加者ら(八幡浜市の市民スポーツパークで)
八幡浜市の活性化に取り組む市民団体「八幡浜元気プロジェクト(YGP)」は、出資者を募って市民の交流を進める「オーナープロジェクト事業」を始め、応募した桜の苗木のオーナーが同市若山の市民スポーツパーク
フラワーゾーンに苗木100本を植えた。YGPでは今後、古民家や廃校舎など、人々が集うための場所を修復するための建材のオーナーなども募集したいとしている。
YGPは、フラワーゾーンを桜の名所にして街に愛着を持ってもらおうと、1本6000円で桜のオーナー100人を募集。市民のほか、市外の同市出身者らから、定員を上回る応募があった。
植樹には、選ばれたオーナーのうち、家族連れやカップルなど約70組が参加。ソメイヨシノや八重桜など、高さ1・5メートル程度の5種類の苗木を受け取ると、菜の花が満開の斜面にスコップで穴を掘って丁寧に植え
た。オーナーの名前が記されたかまぼこ板の名札も用意され、参加者たちは裏に将来の夢などを書き込んで木に結びつけていた。
1番に応募したという同市矢野町の無職土広勉さん(61)は「祭りの仮装行列がなくなるなど、街はさみしくなる一方。昔のにぎわいを取り戻せればと思って応募した」と事業への期待をにじませ、妻の喜代子さん(55)
は「結婚35年の記念にもなった」と笑顔で話した。
YGPの真田井良子さん(34)は「人々の交流で街を元気にできるような仕掛けを進めたい」と話していた。