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ID :  15074
公開日 :  2010年 2月15日
タイトル
[道内建設業者 解体古材再利用に注目 風合い人気 環境にも配慮
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/215845.html
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写真:
 
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道物を解体した際に出る材木を廃棄せずに、「古材」として再利用するビジネスが道内の建設業者に注目されつつある。レトロな風合いへの人気と環境への関心の高まりから、全国的な市場規模は拡大傾向 だ。道内の建設関連業者は「廃棄物を減らすことで社会貢献にもなる」と話し、同業他社との差別化にもつなげたい考えだ。
 建築業のAI建築(札幌、江崎幹夫社長)は昨年9月、古材事業を全国展開するヴィンテージアイモク(愛媛県)とフランチャイズ(FC)契約を締結。古材を活用した住宅を施工する「ヴィンテージホーム」札幌中央店を開 設した。
 江崎社長は古民家鑑定士の資格を取得し、後志管内古平町の民家などを鑑定。現在、築90年の古民家から取り出したアカマツを一部活用した住宅を札幌市内に建設中だ。建築を依頼した松浦正樹さん(32)は「古い 木の歴史に思いをはせると感慨深い。家族や来客との話も弾みそう」と3月末の完成を待ち望む。
 道内では武部建設(三笠市)が10年以上前から古材を活用した住宅建設に独自に取り組んでいる。古材を一部使用したものも含め、空知や札幌圏で60軒以上の建築を手掛けた実績を持つ。武部豊樹社長は「70~8 0年かけて育てた木を住宅として30年ほど利用し、捨てるのはもったいない」と古材の再利用をさらに進める方針だ。