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木造建築のネツト記事
ID :  15002
公開日 :  2010年 2月15日
タイトル
[貸します山のログハウス
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20100214-OYT8T00970.htm
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元urltop:
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写真:
 写真が掲載されていました
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都会人と住民交流もう一度 紀美野の西さん 地域活性へ格安提供 西さんが利用を呼びかけるログハウス(紀美野町上ケ井で)  20年近く前、都会で生活する男性らのグループと地元の人たちが「隠れ家」として建てたログハウスが、紀美野町の山中にある。コンサートが開かれ、住民との交流の場ともなったが、グループが解散、現在はほとん ど利用されていない。もう一度人が集まる場にしようと、土地を所有する同町野中、林業西増三さん(68)が、一般向けに利用を呼びかけ始めた。(藤本将揮)  「星翔の郷」と名付けられたログハウスは、同町上ケ井、標高約400メートルの山中にある。本棟と風呂など4つの建物からなる。紀州材の杉で組まれた本棟は約70平方メートルの広さ。部屋の中央に囲炉裏があり、は しごを伸ばせば、屋根裏に上がることもできる。
 西さんに土地を貸してほしいという話があったのは、約20年前だった。同町出身で、大阪で開業した医師や会社経営者ら、音楽やアウトドア好きの20人のグループが、趣味を楽しむ場所を探していた。西さんは「この 地区が少しでもにぎやかになればいい」と無料で貸すことにした。自分たちも利用させてもらうことを条件に、地元の建築士や大工、職人ら約10人が協力、1994年頃に完成した。
 グループは住民を招待して野外コンサートを開いたり、餅つき大会をしたりして交流を深めた。メンバーだったジャズピアニスト大塚善章さん(75)(大阪市中央区)は「大阪では見られない空と星を見ることができた。
人々が温かかった」と振り返る。
 しかし、不況の影響や体調を崩すなどの理由で活動を離れる人が増え、6年前にグループは解散。西さんが植えたしだれ桜や山桜は春、きれいな花を咲かせるようになり、クヌギには夏、カブトムシやクワガタが集ま るようになったが、利用するのはメンバーのごく一部や、西さんの親類だけになった。
 西さんは「このまま放っておくのはもったいない」と、できるだけ安い料金で貸し出すことにした。「静かで何もないが、早朝、霧が山を上っていく光景など、紀美野の自然を存分に感じてもらえるはず」と話している。家 族や友人の利用、会社の研修などの用途にも相談に応じる。問い合わせは西さん(073・495・2692)へ。