ID :
14328
公開日 :
2009年 12月 9日
タイトル
[音更・立島銘木店「ウッドショップ木蔵(きくら)」
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新聞名
tokach
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元URL.
http://www.tokachi.co.jp/feature/200911/20091130-0003485.php
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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天然無垢材を中心に3000点
日本伝統の「床の間」に使う床柱、床回りの製材・卸業に30年以上携わってきた、立島銘木店の立島弘社長(50)と妻の早苗さん(48)が、木の美しさ、素材としての素晴らしさを伝えようと2007年に開店した。倉庫だ
った店内には、天然無垢(むく)材を中心に世界各地の60種類3000点の木材や木工品が並ぶ。
会社は、十勝のエンジュやイチイなど豊富な木材を買い付けに秋田からやって来た、立島社長の父・崇さん(81)が、1977年に設立。小売店舗の立ち上げは、家屋の洋風化が進み、輸入材の利用が拡大する中、2代
目立島社長の“起死回生策”でもあった。
立島社長夫妻にとって、丸太から製材にする過程で出る側板や切れ端、削りかすでさえ、「味があり、美しい」という。これまで捨てずに保管していたり、新たに買い付けた木材は、表札、看板、インテリア、家具、おもち
ゃ、ギター、ウクレレの材料など、実に多様な用途で使われている。早苗さんは「日本人の生活にはちゃんと木の文化が残っている」と指摘する。
さまざまな種類の木材と立島社長が手作りした木の小物やはしなど
素材をそのままに生かしたいすやテーブル、まな板、はし、インテリアは立島社長の手作り。サービスで客の工作の相談に乗ったり、仕上げを手伝うこともある。立島社長は「木目を見ているだけでも小宇宙を感じる。生
きているだけに、色、香りなど木によってそれぞれ異なる表情がある。心安らぐ唯一の木を選んでもらいたい」と話している。