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木造建築のネツト記事
ID :  1499
公開日 :  2006年 8月17日
タイトル
[奥三河材使った新集成材の強度試験を実施
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新聞名
東海日日新聞
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元URL.
http://www.tonichi.net/articledetail.php?artid=12909
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元urltop:
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写真:
 
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奥三河材を使った新方式の集成材で新しい住宅建設システムを目指しているエコウットテック(小坂井町小坂井、橋本守道社長)は、18日午前9時から新城市上吉田の県森林・林業技術センターで完成した新 集成材の強度試験を行った。  新しい住宅建設システムは、従来より強度を増した新集成材を使って住宅の外観に当たる躯体(くたい)だけを建設、内外装は購入者が設計士と相談して好きなように仕上げ工事をする。  このため、リフォームや住み替えの場合に躯体部分は、そのままに内装、外装や間取りを変えるだけで再利用でき、取り壊しによる廃棄物を削減できるのが特徴。  橋本社長は「小径材だけでも新方式の集成材だと、非常に強度を求められる長めの梁(はり)や桁(けた)を製作できる。十分な強度を確保できるので広い間取り、大きな開口部の窓の設置が可能」と話している。  同日の強度試験では、芯(しん)を残した12センチ角の丸太を張り合わせた新集成材の長さ6メートルの梁、壁状に張り合わせた「壁柱」の横方向耐力試験と梁と桁を接合した「仕口」の強度試験を行った。  会場には、県の技師や愛知建築士会豊川支部会員、建築設計の業者などが集まり、強度試験を見守った。  国内外の大学で構造物研究を行い、工学博士の鬼頭誠氏は「30年近くかけて新方式で集成材を作り上げたことがすばらしい。同時に国産材だけで住宅をつくるシステムを開発した」と橋本社長の研究を評価した。  また、鬼頭氏は「将来、世界の人口増加で輸入できなくなることを考えると、食糧だけでなく木材も自給できないといけない。国産材をさらに利用できるようになれば、中山間地の活気につながる」と期待を述べた。  橋本社長は「きょうの試験結果でデータがそろう。住宅建設の基礎データとし、建築確認申請を1日も早く出して新しい集成材を使った新方式の住宅を完成したい」と話していた。