ID :
12643
公開日 :
2009年 7月25日
タイトル
[伝統工法建築に関心 咸宜園教育センター 建設関係者らが見学
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新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/111072
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元urltop:
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写真:
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日田市が伝統工法を用いて咸宜園跡の隣接地に建設中の「咸宜園教育研究センター」(同市淡窓)で、学生や建設関係者を対象にした見学会があった。格子状に組んだ竹に、発酵させた土を塗る土壁などの
珍しい工法に、参加者は興味深そうに見入っていた。
同センターは、江戸、明治の私塾「咸宜園」跡での発掘品の保管、展示や、咸宜園について調べることができる施設として来年3月に完成予定。現存する咸宜園の講堂の絵図を元に、外壁には、わらを入れた土を発酵
させて塗り重ねる工法を用いるなど、昔ながらの保湿効果のある建物を忠実に再現している。
15日の見学会には、日田高等技術専門校や日田林工建築科の生徒が参加。同専門校の生徒の1人は「昔の人は建築に手間をかけていたんですね」と驚いた様子だった。
同センターでは8月1日、小、中、高校生を対象に「親子で学ぶ土壁づくり体験in咸宜園」を開く。要事前申し込み。問い合わせは、市教委文化財保護課=0973(24)7171。