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木造建築のネツト記事
ID :  12518
公開日 :  2009年 7月14日
タイトル
[浜松に「記念館」をオープン 杉山英男名誉教授顕彰
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新聞名
静岡新聞
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元URL.
http://www.shizushin.com/news/local/west/20090713000000000017.htm
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元urltop:
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写真:
 写真が掲載されていました
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日本の木造建築の工法や耐震化研究の第1人者として知られた東大名誉教授の杉山英男氏(静岡市出身、1925~2005年)を顕彰する「杉山英男記念館」が12日、浜松市南区倉松町の住宅メーカー一条工 務店浜松本社に開設された。
 杉山氏の蔵書や学術論文約2万点のほか、多くの研究資料を収蔵。同社は「杉山先生の長年の研究の成果を、学生や業界関係者も含め、多くの市民に活用してもらいたい」と期待する。
 杉山氏は旧制静岡中を経て東大大学院建築学科卒。日本木材学会の会長を務め、木質プレハブ工法、枠組壁(ツーバイフォー)工法の国内での普及に貢献した。地震災害現場での木造住宅の被害調査もライフワーク とし、1995年の兵庫県南部地震では、国の木造住宅等震災調査委員長を務めた。
 記念館には、杉山氏愛用の机やいす、本棚などを展示。書庫には国内外の大地震の資料や建築物の写真など、膨大な資料を分野別に収めた。
 同日の記念式典で、杉山氏と産学協同で住宅の耐震実験を行ってきた同社の宮地剛社長は「学会、業界を超えた日本の誇り。静岡にこのような人がいたことを知ってほしい」と述べた。東大時代に共同研究をした大熊 幹章東大名誉教授は「木材と建築の両研究のかけはしとなり、新しい学問分野を開拓した人」と功績をたたえた。
 事前予約制。開館時間は毎日(年末年始除く)午前10時~午後5時。問い合わせは同記念館〈電(0120)543511〉へ。