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ID :  1354
公開日 :  2006年 7月18日
タイトル
[美しい『桜の都』目指す
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新聞名
サンパウロ新聞
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元URL.
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DO_N_ID=11741
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元urltop:
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写真:
 
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北パラナのアプカラナ市のアプカラナ文化体育協会(粥川幸男会長)は六月二十八日から二日まで、文協本部で第十二回桜祭りを行った。  同市は一九三六年頃にかけて開植され、聖州やパラナ州各地から日本人移民が入植、造成された植民地は大和植民地といわれ、コーヒー栽培が行われた。
 開拓が進めるに従って日本人が増え、連合日本人会が組織され、それを母体として一九六O年八月七日、現在の文化体育協会が創立された。
 西川ジヨルジ事務局長(文化部長)によれば文協の総面積は約四アルケール(八万五千平方メートル)。建物は地階、二階建ての建坪四千二百平方メートル。祭典用に造営された大ドームは約五千平方メートル、駐車場は 約一万平方メートル、このほかプール、遊園地、播磨屋橋を模した「さくら橋」などが設置されている。
 二OO四年に文協創立六十五周年記念式典が盛大に行われ、現在は祖父母、両親たちの開拓精神の血を受け継いだ二、三世たちが文協会長始め副会長、事務局長など幹部クラスを殆ど占めて活躍している。郷土愛 が人一倍強い所である。
 六十五周年記念に市の中央教会に時計塔を寄贈したほか、街路に桜の樹を植樹するなど将来、同市を桜の街にする楽しい計画。
 市議会議長を務める粥川文協会長を旗頭に『市の美化と愛』をスローガンに行政と密接な関係を保ちながら観光都市「桜の都」目指しているが、日系の存在感が極めて大きいといわれる。
 桜祭りは第一回家具建築資材展も合わせて開かれて、州、市、近在の来賓多数を迎えて開会式が行われた。
 会場には華道池坊華道会の門下生の生け花、盆栽展、絵画展、手芸品展示、総領事館提供の姫路城や清水寺の模型んじ、田中明美、宮本裕子JICAボランティア教師の日本語学園生徒たちの作品展、堀内和子講師指 導の折り紙ワークショップ、など多彩なプログラムが繰り広げられ、来場者を楽しませ、日本情緒や文化に接し喜ばれた。
 アトラクションでは和太鼓演奏や「よさこいソーラン」、「お祭りダンス」などで賑わい、また、食堂では郷土食で舌鼓しながら夜遅くまで歓談、桜祭りを心行くまで楽しんだ。