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木造建築のネツト記事
ID :  12383
公開日 :  2009年 7月 1日
タイトル
[ログハウスのベランダで、 月下 語らいの幻想空間
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000000907020002
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元urltop:
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写真:
 写真が掲載されていました
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ログハウスのベランダで、月夜の晩を過ごす。日光市の霧降高原にそんなスペースができた。「月夜美照らす(ツキヨミテラス)」と名付けられ、めいめいが持ち込んだ飲み物を手に、穏やかに語り合ってもら うという。空間の使用料は2千円。満月となる7日夕にオープンする。(富岡洋一郎)  ライブ会場などとして知られる同市所野のログハウス「幾何楽堂(き・か・がく・どう)」。そのベランダに半円形の透明な屋根をかけ、約60平方メートルの空間ができた。直径約30センチの古いマツが天井に渡され、長 さ約8メートルの厚いスギ板がカウンターだ。
 明かりは約100本のろうそくのみで、さまざまな形の大谷石にともす。目の前の緑の森を2本のサーチライトが照らす。聞こえるのは沢のせせらぎだけだ。
 ログハウスを独力で建てたオーナーで、玄関・扉作家の小坂憲正さん(41)は、2年ほど前から月夜の下の幻想的な空間を演出したいと考え、昨秋から少しずつ造り始めたという。「心と身体が自然に包まれ守られてい ることを実感もできる。なにより森の中にいる雰囲気を楽しんで欲しい」と話す。
 「照らす」の店長役は陶芸家を目指す生方朋子さん(33)。「目の前に現れるシカと出会ったり、風や鳥などの自然の音楽を聴いたり。そうやって人と交わり、『不便なぜいたく』を楽しみませんか」と言う。
 開けるのは火曜、水曜と満月の日の午後6時~午後11時。満月の日に限り女性は千円。問い合わせは電話0288・50・1066(幾何楽堂)へ。