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木造建築のネツト記事
ID :  11906
公開日 :  2009年 6月 1日
タイトル
[築134年 木の家を公開 あきる野小机さん方 5日から展示会も
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20090601/CK2009060102000049.html
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元urltop:
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写真:
 写真が掲載されていました
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あきる野市三内の林業小机篤さん(61)が、百三十四年前の明治初期に建てられ、都の有形文化財に指定されている家を守り続けている。希望者に内部を公開しており、五日からは初の展示会も開く。小机さ んは「昔ながらの日本の家を見学してほしい」と話している。
 小机家は四代前の当主、三左衛門が文明開化の空気に刺激されて一八七五(明治八)年に建てた。木造二階建て八九・二平方メートル。伝統的な土蔵造りだが、二階にはバルコニーもある洋風建築だ。一階客間は和風 で、玄関の彫刻が目を引く。一九八七年に文化財指定された。
 小机さん家族が住む奥の生活スペースは四十数年前に改修したが、建物正面はほぼ変わらない。代々、林業を営む小机さんは「先祖から受け継いだ貴重な財産。木の家の大切さも見直してほしい」とも話す。五日から 十一日までは市内の女性作家による染織やジュエリー、切り子ガラスを展示する。
 展示会前の準備では、しっくいの壁はむやみに触ると、はがれ落ちる危険があり、昔のガラスは窓ふきに力を入れすぎると割れる恐れもある。大変な労力を要するが、小机さんは「大勢の人に見てもらって、いつかは 音楽会も開いてみたい」と笑顔で話している。