ID :
11319
公開日 :
2009年 4月14日
タイトル
[「桐の木」の所有権売るマルチ業者、経産省が3カ月間の業務停止命令
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新聞名
nikkei BPnet
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元URL.
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20090413/145724/
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元urltop:
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写真:
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海外に植樹する桐(きり)の木の所有権を購入し、ほかの人を顧客として紹介すれば簡単に高額の報酬が得られるなど、事実と異なる説明で勧誘活動を行ったとして、経済産業省は4月10日、東京都の連鎖
販売取引(マルチ商法)業者スタイレックエンタープライズに対し、新規勧誘などを4月11日から3カ月間禁止する業務停止命令を出した。
経産省によると、スタイレックエンタープライズは、きりの木の植樹と5年間の育成管理のサービスを受けられる権利などを販売し、購入した人がほかの人を勧誘すれば報酬を支払う仕組みをとっている。同社の勧誘
員は目的や社名、商品を明かさず「地球環境に良くて、お金ももうかる話があるから聞きに来ないか」などと伝えて勧誘を行っていたという。
また「海外の大手家具製造販売業者と取引の契約ができている」として事実と異なる話をしたほか、「出資したお金以上の戻りがあり、損はしないし必ずもうかる」などと利益が確実だと誤解させる説明をしていたという
。経産省はこれらの行為が特定商取引法の禁じる「勧誘目的等不明示」「不実告知」などに当たると判断した。
スタイレックエンタープライズは2002年に設立。経産省によると2007年10月期の売上高は30億6000万円。同社は、勧誘員の管理監督が行き渡らなかったとして謝罪の声明を出した。不実告知について周知徹底する
としている。
■関連情報
・経済産業省のWebサイト http://www.meti.go.jp/