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木造建築のネツト記事
ID :  11284
公開日 :  2009年 4月10日
タイトル
[ふぉれすと鉱山 事業が決まる ログハウスを建てよう
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新聞名
室蘭民報
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元URL.
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2009/04/04/20090404m_05.html
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写真:
 
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指定管理者としてネイチャーセンター・ふぉれすと鉱山を運営するNPO法人・登別自然活動支援組織モモンガくらぶ(松原條一理事長)と同鉱山が主催する平成21年度の取り組みが固まった。環境保全、子 育て支援、自然体験活動、啓もう啓発、受託など例年の事業に加え、「ログハウスを建てよう」「木の学校」といった長期の体験、人材育成事業も新たにお目見え。鉱山を飛び出しての取り組みも予定しており、さらに充実 した内容となっている。
(野崎己代治)  同所で展開する事業はモモンガくらぶ主催、ふぉれすと鉱山主催、学校などからの受託に分かれており、20年度は合わせて421もの事業を手掛けている。
 「鉱山の森再生」「もりのようちえん」「わんぱくキャンプ」「アウトドアライフ」「登山教室」「ガイドウオーク」「KoNG養成講座」など、幼児から大人まで楽しめる多彩なプログラムを設定。登別市内はもとより、近郊などか らも訪れ、20年度は約2万4000人の利用があった。利用層も幅広く、道外からの視察もあるなど、注目度は高い。7、8月の利用者は多いが、冬場も家族で宿泊するなど、四季を通じて楽しむ姿が見られる。
 21年度は例年の取り組みのほか新規も随所に。その1つがログハウスを建てる体験で、5月17日から毎週日曜日(7、8月を除く)に行う「森トン塾」。ログハウス造りの実践にチャレンジし技術を学んでもらう。全18回 の予定で、体験費は1万円。もう1つのロングラン企画がひげ工房「木の学校」。自然の木や枝を使い、小物から最終的にはいすなど大物まで造る。人材育成を狙いにした取り組みで、5月17日から月1回、全11回を予 定している。対象は大人で、5人程度。年会費は1000円で、実費が掛かる。
 里山の手入れは範囲を広げて展開するほか、ガイドウオークを充実。一昨年実施し好評だった「木と森の遊び場」を9月に開催。同鉱山を抜け出して近郊の自然に出向いて行うネイチャーガイドも企画している。
 同鉱山には手づくりの石釜が昨年10月完成し、この春からピザやパンづくりを開始。市民展示室は木の砂場で遊ぶ子供たちを見ながらゆっくりくつろげるスペースへ改装。おしゃれな照明やカフェが楽しめる空間に生ま れ変わるべく作業を進めており、5月から利用可能となる。
 休日は毎週月曜だが、7、8月は休まず開館する。「今年も皆さんが楽しめる企画がいっぱい。環境保全、調査にも力を入れ、利活用と保全をしっかりやっていきたい」(同鉱山)としている。