ID :
11283
公開日 :
2009年 4月10日
タイトル
[夫の遺言、ログハウス 新築して市に寄贈
.
新聞名
中国新聞
.
元URL.
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200904080029.html
.
元urltop:
.
写真:
写真が掲載されていました
.
周南市鹿野地区の長野山(1015メートル)山頂にある長野山緑地公園に、新たな宿泊施設としてログハウス1棟がオープンした。2年前、病気のため68歳で亡くなった元市議奥村拓支郎さんの思いをくみとり
、遺族が新築して市に寄贈した。
屋根裏部屋付きのログハウスは、延べ48.2平方メートル。九州産の杉で組み上げており、室内に入ると木の香りに包まれる。
奥村さんは地元の東ソー南陽事業所に勤務しながら、旧徳山市議補選で当選し1999年まで7期26年間務めた。趣味はマンドリン演奏。自ら興したサークルのメンバーと、公園内の研修施設でしばしば練習していたが、
2006年ごろから体調を壊し、07年5月に亡くなった。
遺族によると、奥村さんは自然に囲まれた長野山を気に入っており、遺言は長野山がある鹿野地区のためにお金を使ってほしい、だったという。ログハウス建築も本人の夢。公園内のバンガローなどの老朽化を気に
掛けていたため、市の許可を得た上でログハウスを建て昨夏に市に寄贈した。