ID :
10825
公開日 :
2009年 3月 5日
タイトル
[木質ペレットで省エネ ハウス上部に放熱 暖房費減へ手応え/新潟・湯沢町の観光イチゴ園
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新聞名
日本農業新聞
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元URL.
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin8/article.php?storyid=8542
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元urltop:
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写真:
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新潟県湯沢町にある観光イチゴ園「湯沢いちご村」は今年から、ハウスの暖房に灯油加温機に加え、木質ペレットストーブを使い、暖房費の削減を図っている。始めてから約1カ月だが「灯油消費量は確実
に減っている」と手応えを感じている。
ハウスは2棟(1棟750平方メートル)で、「越後姫」を高設栽培している。木質ペレットストーブを使っているのは1棟。排熱をハウス上部に設置したパイプに流す。
ハウス内の温度は夜間8度、昼間は雪が降っている場合でも16度に保っている。
1日に必要なペレットは5袋(1袋15キロ)で、価格は3000円。灯油だけにすると5日間で最大6万5000円掛かる。同園では、もう1棟も廃油ストーブで湯を沸かし循環させて、温度管理している。
いちご村の林信一主任技術者は「これまで、真冬の温度管理に問題はない。灯油代を抑え、コストを低減できそうだ」と話している。
木質ペレットストーブはハウスの省エネ対策として、県内でも注目を集めている。ただ、冬季にハウスを使う農作物が少ないため導入は少なく、南魚沼地区でも珍しい。