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木造建築のネツト記事
ID :  10444
公開日 :  2009年 2月 4日
タイトル
[小物入れを海外販売へ 東みよし・三加茂製材、パリの展覧会で人気
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新聞名
徳島新聞
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元URL.
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2009/02/2009_123379697879.html
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元urltop:
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写真:
 写真が掲載されていました
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東みよし町の三加茂製材は近く、デザイン小物入れ「組箱」の海外販売を始める。昨年暮れ、フランスで開かれた「日本のデザイン展」(経済産業省、ジェトロ主催)に出品し評判を呼んだ。「MIKAMO」のブ ランド名で海外展開する予定の同社は「徳島の木工製品の魅力を発信したい」と意気込んでいる。
 組箱は、縦横十-三十センチ、高さ六-十四センチの六種類の木箱が一セットになっている。小物や薬、化粧品の収納ができ、重ね合わせると、幾何学模様が美しいインテリアにもなる。
 素材はスギとヒノキの二種類。板の反り止めと意匠のアクセントに黒檀(こくたん)も使っている。若手デザイナーの倉本仁さん=東京都在住=が手掛けた。一セット四万円。
 木材の温かみをそのまま生かしたシンプルなデザインが受け、フランスの展覧会でも人気は上々。出品を機に、欧米など海外のショップから、電子メールで取引の依頼が寄せられるようになった。既に十数件の引き合 いがあり、会社としては初めて、海外での販売を決めた。
 鈴木健司社長は「欧米の人にも、気に入ってもらえたようで手応えを感じている。海外販売も成功させたい」と話している。
 三加茂製材の主力商品は建築用材。輸入材に押されて売り上げが伸び悩み、五年ほど前から家具や生活雑貨の製造販売も手掛けるようになった。
 デザイン展は、日仏交流百五十周年記念イベントの一環としてパリ装飾美術館であり、全国の伝統工芸品や工業製品など百四点が紹介された。県内企業としては唯一、同社が参加した。