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木造建築のネツト記事
ID :  10062
公開日 :  2009年 1月 8日
タイトル
[ 北欧ビンテージ家具のコレクション 東京・新宿で
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://www.asahi.com/housing/news/TKY200812280128.html
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元urltop:
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写真:
 写真が掲載されていました
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1950年代から60年代を中心に作られた北欧のビンテージ家具を展示・販売する「クラシックファニチャーコレクション」が、東京・新宿にあるリビングデザインセンターOZONEのノルディックフォルムで開 かれている。(アサヒ・コム編集部 吉岡久美子)  2000年から毎年1回開かれている同コレクションでは、フィン・ユール、ハンス・J・ウェグナーら巨匠デザイナーの名作から作者不詳のものまで、ノルディックフォルムがデンマークで買い付けたビンテージ家具を一 堂にそろえて展示。照明など現存の北欧デザイン家具と合わせながら、コーナーごとにリビングやダイニング空間を構成し、ビンテージ家具を巧みに配置した。  フィン・ユールの「ラウンジチェアNo.152 BWANA」は、北アフリカの地名から名前がつけられており、建築家の作品らしく、フレームが重厚かつ立体的で存在感のある作品だ。2点のうち1点は、現在入手困難なロ ーズウッドが使われている。「ソファBO64」は、座る人の背中に合わせたラインが特徴で、座った時に包み込まれるような感触が心地よい。  ハンス・J・ウェグナー作の「ハイバックチェアGE375」は座った時の角度が絶妙で、体全体がリラックスできる。  一方、作者不詳ながら目を引いたのが、数種類あったネストテーブル。サイズの違うテーブルが入れ子のようになっており、中のテーブルをスライドして取り出す際、床面に脚を引きずらないように細かい工夫がされて いる。エッジの丸みや脚のラインが美しく、細部まで丁寧に作り込んである印象だ。  落ち着いたリビング空間には、ローズウッドを使った重厚なデスクがソファの横に置かれていた。前面がキャビネットになっているためリビングに置いても違和感がない。ネストテーブルと同じく、デスクも制作した工 房の名前すらわからないが、この時代に作られた家具には、デザイン性と機能性を兼ね備えたものが多いという。  コレクションは今回で9回目を迎えるが、毎年違うものが出展される。ノルディックフォルム店長の宮師京子さんは08年春、コレクションの買い付けにデンマークの倉庫を訪ね、積み重なった家具の中から名作や文字通 り隠れた名品を見つけ出した。「クラシックファニチャーとは“出会い”です。実際に足を運んでみなければ、どのような名作に出会えるかわからないんですよ」と話す。  また「50~60年代は北欧デザインの黄金期。北欧の家具は手入れが行き届いているものが多く、フレームさえしっかりしていれば、何世代も使える」という。美しい姿によみがえらせるために、北欧家具に精通した現 地の職人にメンテナンスを依頼した。  シンプルで木の温かみが感じられる北欧の家具は日本の生活空間とも相性が良く、畳や縁側の日本家屋に置いてもしっくりなじむ。ビンテージ家具はバラバラに買っても他の家具と合わせやすいので、「まずはお気に入 りの1点を見つけることから始めるのもいいと思います」(宮師さん)とのことだった。  1月13日まで。会期終了後も一部の商品は継続して展示する予定。