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木造建築のネツト記事
ID :  9630
公開日 :  2009年 3月 1日
タイトル
[エコ先進都市にグリーン建築誕生
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://doraku.asahi.com/earth/california/090216_02.html?ref=left
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元urltop:
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写真:
 写真が掲載されていました
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エコ先進都市にグリーン建築誕生 サンフランシスコは全米で初めてレジ袋を廃止し、自動車共有(カーシェアリング)運動などを活発に展開するエコ先進都市。ラブ&ピースを謳(うた)うヒッピー文化発祥の地であると同時に、ハイテク産業が集約される シリコンバレーにほど近いという土地柄が、環境への取り組みを後押ししていると見る人も多い。そしてまたひとつ、この地に世界が注目するグリーン建築が誕生した。
カリフォルニア科学アカデミーの魅力 カリフォルニア科学アカデミーの中には、研究施設もある。Tim Griffith, copyright California Academy of Sciences市民の憩いの場、緑豊かなゴールデンゲート・パークの一角に、公園の一部が浮かび上がったような不思議な庭がある。広さ1万8千平方メートル、ゆるやかな起伏を持つこの空中庭園は「リビングルーフ」と呼 ばれる、08年9月に新装オープンした複合科学機関「カリフォルニア科学アカデミー」の屋根である。設計者は関西国際空港も手がけたレンゾ・ピアノ。植え込まれているのは主に地元の植物で、年月を経るうちに昆虫や 鳥も集まり、格好の自然観察の場になるはずだという。
[上]カリフォルニア科学アカデミーの「リビングルーフ」。[下]中は吹き抜けで巨大な展示を収容(カリフォルニア科学アカデミー)Tim Griffith, copyright California Academy of Sciences古いジーンズを断熱材にした壁や、屋内のサンゴ礁と熱帯雨林の展示スペースに自然光の照明となる天窓、太陽電池の多用など、デザインとエコロジーを融合した工夫が随所にほどこされ、建物全体がひとつ のメッセージとなっているこの施設。週末は多くの来場者でにぎわう。
充実した館内展示も評判だ。「シュタインハート水族館」、「モリソン・プラネタリウム」、「キンボール自然史博物館」の3つの施設が入り、世界最深の生きたサンゴ礁の展示、ペンギンのコロニー、4階建てのドームに再現 された熱帯雨林など、スケールの大きな展示がずらり。大人も子供も楽しめる知的なアミューズメント・スポットである。