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木造建築のネツト記事
ID :  9617
公開日 :  2009年 1月27日
タイトル
[解体された記念館の材木には、使用位置を示す「番付」が
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20090127ddlk19040116000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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国指定重要文化財「甲府市藤村記念館」のJR甲府駅北口への移築工事が進んでいる。武田神社(甲府市古府中町)の境内にあったが「北口のシンボルに」と移築されることになった。完成予定は来年2月だが 、工事中の記念館内部を一足早く見せてもらった。
 同記念館は1875年、睦沢村(現甲斐市)の睦沢学校(後に睦沢小学校)校舎として建てられた。その後、公民館にも使われたが、老朽化したために1966年に武田神社境内に記念館として移築された。建設時の山梨県 令(知事)、藤村紫朗氏が奨励した「藤村式建築」と呼ばれる擬洋風建築で、当時は学校や商家など甲府市の主要な建物の多くが藤村式で建てられた。67年に国の重要文化財に指定された。
 武田神社で解体された記念館の材木には、それぞれ使用位置を示す「番付」が張り付けられ、現在地で改めて組み立て直された。壁土も再利用する。ただし、耐震性強化のため金属の柱やボルトで補強が行われた。
 甲府市の平塚孝文・甲府駅周辺拠点整備課長は「訪れる人が甲府駅の北も南も回遊する街を目指す。北口のにぎわいの拠点になってくれれば」と期待を寄せる。今年3月中旬には一般市民を対象にした見学会を開く予 定。【