ID :
9557
公開日 :
2008年 11月26日
タイトル
[国内外の注目家具が集結 インテリア見本市「IFFT」
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://www.asahi.com/housing/news/TKY200811260269.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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家具などのリビングルーム商材の見本市「IFFT/インテリアライフスタイルリビング」が先週、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された。翌シーズンのトレンドを作る家具やホーム・テキスタイル、照明な
どのインテリア製品が国内外から集まった。(アサヒ・コム編集部 吉岡久美子)
08年グッドデザイン賞を受賞したいす「SPIRAL」は、重ね合わせた時の姿が美しい。いすが渦を巻いたようにコンパクトにまとまる。使わない時でもオブジェになりそうだ。丸テーブル風に並べたり、直線上に並べてベ
ンチにしたり、何通りもの楽しみ方を披露した。また、パズルのように組み合わせたり「陣地取り」遊びなど自由に使えるので、子どもたちにも人気があるという。
川端装飾は、ソファやテーブルなどのインテリア家具を展示した。造船の街・長崎市で40年間、船舶で使用する家具を製作、インテリア家具のブランド「AJIM(アジム)」を始めたのは4年前だ。揺れにも耐えられる船
舶の家具の技術を応用しただけあって、製品は頑丈だという。職人が作る昔ながらの製法で、骨組みがしっかりしているため重い。代表取締役の川端祐樹氏は、「捨てる時代は終わった。汚れたら張り替えたりして一生使
える丈夫なものを」と語った。飽きのこないシンプルなデザインと職人の気質が感じられる骨組みが男らしい印象の家具だ。
経済産業省が支援する生活関連産業ブランド育成事業「ソーゾーコム」のブースの一角では、「BUNACO(ブナコ)」が青森県のブナの木を有効活用した食器や照明を出展した。木の使用量を抑えたユニークな製法
で環境にも配慮。製造の過程でできる年輪のような模様が特徴的だ。
有名ブランドのブースもあった。今年100周年を迎えたカール・ハンセン&サン社のブースでは、ハンスJ・ウェグナー氏の名作「CH24・Yチェア」の100周年記念モデルを展示。氏のサイン入りプレートがついてい
る特別仕様だ。
シナサンドは、カーテンの最新コレクションを展示。会場の中央に位置するブースでは、08年ミラノサローネで好評だった白いカーテンの生地をドレスに仕立てたユニークな展示が目を引く。ライトアップされた白いド
レスに、来場者は足を止めて見入っていた。
そのほか、有名ブランドの華やかなコラボレーションや、ノルウェー、中国、台湾といった海外からのブースも。青森、徳島、石川といった日本発のブースでは、国内産の材料、伝統的な製法にこだわった製品などが目
立った。