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木造建築のネツト記事
ID :  9542
公開日 :  2008年 11月28日
タイトル
[曳山「月宮殿」を本格修理 158年ぶり亭解体
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20081128/CK2008112802000003.html
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元urltop:
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写真:
 
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長浜曳山(ひきやま)まつりの主役を務める曳山の一つ「月宮殿」の老朽化に伴う本格修理が二十七日、曳山博物館修理ドックで始まり、二階部分の亭(ちん)が百五十八年ぶりに解体された。曳山の両脇にかけ る飾り幕四枚の新調も含め、作業は二〇一一年三月末まで続く。
 初日は、寺社修復に実績のある市内の建築会社の職人や市文化財保護センター職員ら約十人が、六角形の屋根を取り外したり、彫刻の飾りを外したりの作業を進めた。
 月宮殿は、同市朝日町周辺の四自治会でつくる田町組の曳山。雲に浮かぶ月の宮殿をイメージした亭は、一八五〇(嘉永三)年に地元の宮大工・藤岡重兵衛光隆が制作した。木材に傷みが見つかるなど老朽化が進んだ ため、総額四千三百三十万円をかけて修理する。
 飾り幕は、草花を幾何学模様に描いた中東のじゅうたんをベースに作られており、山形県山辺町のじゅうたんメーカーに依頼して復元。染料、糸の太さまで江戸時代当時の姿を忠実に再現する。
 月宮殿の藤田隆雄・保全委員長は「修理後すぐに出番を迎える。三年後をお楽しみに」と作業を見守った。