ID :
8537
公開日 :
2008年 8月19日
タイトル
[ファミリーマートが木造店舗を出店へ、鉄骨造よりコストを低減
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新聞名
nikkei Bpnet
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元URL.
http://www.nikkeibp.co.jp/news/biz08q3/581822/
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元urltop:
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写真:
木材業界の記事です
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ファミリーマートは8月18日、木造店舗の出店を始めると発表した。従来の鉄骨造と比較して製造時や建設時のCO2排出量や開店後の電力使用量を低減できるほか、鋼材価格が上昇する中で建築コストを抑
えられるとしている。
北海道の建設会社、松本建工が一戸建て住宅に使っている「FP工法」を店舗用に改良して採用する。ウレタン断熱パネルと木材を組み合わせる方式で、空調などの効果が高い。ファミリーマートでは、開店後の年間電気
使用量とCO2排出量を鉄骨造と比べ約15%減らせると試算する。また加工段階での手間やエネルギー消費を省き、製造時に発生するCO2排出量を約60%低減できるという。建築コストは15~20%引き下げられると見
込む。
これに加え基礎工事の期間が鉄骨造と比べ約2分の1で済み、工期を約4分の3に短縮できるとしている。このほか軽量なため、比較的地盤が弱い地域でも建てられる。
ファミリーマートはすでに2店舗を試験的に建て、環境負荷、耐久性、コスト面について検証してきた。一定の効果を確認できたため、9月以降に開店する店舗に本格的に導入することを決めた。