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木造建築のネツト記事
ID :  8446
公開日 :  2008年 8月 4日
タイトル
[建築中の茂木中校舎、エゴマ油など自然素材の塗料使用
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新聞名
下野新聞
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元URL.
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/region/news/20080804/33233
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元urltop:
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写真:
 
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町は町有林の木材を活用して改築中の茂木中校舎の内装工事で、エゴマ油や柿渋など自然素材のみで作られた塗料を使っている。水分を吸収、放出する無垢材の機能を保ち木の風合いを生かすため。町 は工事の完成を前に丸太の柱が立ち並ぶ木造校舎の迫力を町民に見てもらおうと十五、十六の両日、見学会を開催する。  新校舎は十二月完成を目指し改築が進んでいる。柱や梁の構造材のほか、床や壁、建具の内装材、机やいすの道具類まで木材を使用するのが特徴。すべて町南部の逆川地区の町有林から伐採したスギやヒノキで賄う 。  使用する木材は丸太材約七百本、構造用角材約四千五百本など。木材を自前で確保できるため施工費は通常の鉄筋コンクリートの校舎と同程度で済むという。  教室の床には厚さ約二センチの無垢のヒノキを使う。無垢材は水分を出し入れして呼吸するため冬でも素足で歩けることで知られる。石油系の塗料ではこうした木材本来の特長は生かせず、また木材を長持ちさせる ためにも、町は自然素材の塗料を使うことにした。  県森林組合連合会の仲介でエイブルエンジニアリング社(東京都中央区)製のエゴマや米ぬかなどを原料にした塗料を調達。現在、手作業で工事を進めている。床や壁など塗る面積は計約一万平方メートルに上るとい う。  関係者は「化学物質による影響の心配がないのも利点。ゆくゆくは町産のエゴマを塗料の原料にしたい」と話している。  見学会は町出身者が帰省する時期に合わせ十五、十六の両日に開く。午前九時半から午後三時半まで。予約は不要。問い合わせは町生涯学習課電話0285・63・3337へ。