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ID :  897
公開日 :  2006年 4月27日
タイトル
[風倒木でベンチ製作 6職人、遊歩道に2基 洞爺湖・中島
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060428&j=0040&k=200604283635
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写真:
 
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洞爺湖の中島で、一昨年の台風18号で倒れた木を使った遊歩道整備が進められており、二十七日には後志管内倶知安町のログビルダーたちが木製ベンチ二基の製作を始めた。  倒木は、景観的に好ましくないことに加え、虫の大量発生につながるなどの問題がある。そこで多くの人に中島の自然を楽しんでもらおうと、後志森林管理署が昨年十二月に事業に着手した。  ベンチは遊歩道脇に倒れていた樹齢約六十年、直径七十センチのエゾマツを主に使用。KAYA建築工房(倶知安町)の谷村直紀代表(42)やログビルダーの中山健司さん(49)=札幌=ら六人の職人がチェーンソー だけで、木の切り出しや座る面を滑らかにするなどの作業をてきぱきと仕上げていった。  完成したベンチは長さ三メートル。木の節もそのまま生かされて景色に溶け込む。二十八日には二基目のベンチを設置する。  中島の遊歩道は全長約二・七キロで、うち七百四十メートルを新設。四百七十メートル区間に中島の風倒木を使ったウッドチップを敷いている。事業費は二千万円で、事業は五月下旬まで続く。(