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ID :  8004
公開日 :  2008年 6月20日
タイトル
[木片動物画:アフリカ支援の元教諭
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新聞名
毎日jp
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元URL.
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20080613ddlk04040679000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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アフリカ緑化の一助にと、手作りのバードカービング(野鳥彫刻)作品と交換で市民のカンパを募る活動に取り組む元県小牛田農林高教諭の河野真人さん(60)=美里町。カンパがより多く寄せられるようにと 、木片にさまざまな動物の姿を描く木片絵画も手がけ始めた。
 河野さんの三男(24)は03年暮れ、留学中のアフリカ・タンザニアで熱帯マラリアにかかったが、現地の人々の手当てで回復した。河野さんは感謝の気持ちを形にしようと、今年3月の定年退職を機に、趣味のバードカ ービングに力を入れ、ボランティアガイドを務める同校学校林での自然観察会などで、趣旨を説明し、作品と交換でカンパを募った。
 その際、参加者から「木彫りもいいけれど、動植物を描いた絵の方が好き」との声もあり、「より多くのカンパを集めるためには絵作品も必要」と、木片絵画を始めた。
 木片は建築現場からもらうなどしたもので、一つのサイズは縦横十数センチ。動物関係の書籍などを参考に、ゾウやアザラシなどさまざまな動物親子の仕草を水彩絵の具で両面に描く。教員時代に生物教科を担当し た関係で、写実的な動物の絵は得意という。今夏の観察会以後、木片動物画作品も提示する。
 5月にあった2回の学校林観察会では計4万1000円のカンパが集まり、アフリカ緑化支援団体の「タンザニア・ポレポレクラブ」(東京都世田谷区)に送った。河野さんは「カンパ活動が尻すぼみにならないよう頭と体を 使い続けたい」と話す。【