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ID :7953 
公開日 : 2008年6月17日
タイトル
森林税で家具づくり 宮田村
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新聞名
長野日報
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元URL.
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=11025
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写真:
 
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宮田村は、県が今年度導入した森林づくり県民税(森林税)を村有林の間伐材を使っい、棚や家具づくりに活用する。耐震補強工事で宮田小学校に戸棚を設置する。ダイニングテーブル・イスを製作して公共 施設にも展示。一般にもPRしながら、森林整備の促進と村産材を活用して循環型社会の浸透を図っていく。  村内で切り出された木材使用を契機に、森林への関心を高め、整備や活用の促進を―と、同村で木工業を営む三浦敏夫さん(54)=南割=の提案を受けて実施する。すでに今月10日には、同村新田の村有林で村関 係者らによる間伐材の見立ても行っている。  計画では、耐震補強工事で既存の設備を取り払う宮田小普通教室棟の倉庫や音楽室と準備室、理科室、物置に、それぞれの用途に沿った戸棚を設置する。一般へのPR用に4人掛けのテーブルを5セットも作り、役場や 村民会館、小中学校など人目に付く場所に展示する。いずれもヒノキ材を使用し、県の森林づくり推進支援金59万3000円を受け、村内の建具・大工によって製作する。  村は「地元の山林が整備され、間伐材利用という循環型社会への一歩にもなる。今後は一般に村産材の活用が広がれば」と期待をかけている。宮田小の戸棚は夏休み中に完成し、テーブルセットの展示は秋ごろを予定 している。