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木造建築のネツト記事
ID : 
公開日 : 
タイトル
[木造のハリストス正教会聖堂が重文へ
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新聞名
東海日日新聞
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元URL.
http://www.tonichi.net/news.php?mode=view&id=23247&categoryid=1
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元urltop:
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写真:
 
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国の文化審議会(石澤良昭会長)は18日、豊橋市八町通3丁目、豊橋ハリストス正教会(酒井以明・管轄司祭)の聖使徒福音者馬太聖堂(せいしとふくいんしゃまとふぇいせいどう)について、重要文化財に指定 するよう、文部科学大臣に答申した。国内のハリストス正教会の聖堂としては3つ目になるが、木造では初めて。豊橋市内では、81(昭和56)年に正宗寺の旧方丈障壁画以来27年ぶり。7月ごろ、官報に記載されて正式 決定となる。
 同聖堂は、豊橋公園入り口近くに位置し、西を正面に建つ。1902(明治35)年、現在地に聖堂用地が購入され、1913(大正2)年に完成した。設計したのは南知多郡の旧内海村出身の河村伊蔵氏で、当時、ハリストス 正教会の副輔祭の立場にあった。松山や大阪の聖堂も設計しており、豊橋の聖堂が集大成となった。県内には、豊橋のほか名古屋、半田にある。
 聖堂は木造平屋。正面八角形鐘楼付きで、建築面積182平方メートル。西から東へ玄関・啓蒙所、聖所の順に一列に配置され、聖障(イコノスタス)をはさんで祭壇がある。1927(昭和2)年にロシアから運ばれた聖障 が設置され、現在のようになった。屋根は1960(昭和35)年に鉄板葺(ぶ)きから銅板葺きに替えた。
 豊橋の聖堂は、柱がないビザンチン様式で造られており、ハリストス正教会の聖堂として定型的な平面構成をもつとともに、聖堂の完成型として価値が高い。83(昭和58)年に豊橋市指定文化財、翌84年に県指定文 化財となり、今回、国指定重要文化財となった。
 酒井司教(48)は「一世紀を見据えた造りになっており、今後とも受け継いでいく。指定を機に一般に親しみやすいものにしていきたい」と話す。
 20日午後1時から見学会を開き、27日午前10時から復活祭を催す。