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ID :  6805
公開日 :  2008年 3月21日
タイトル
[杉材:中国向け輸出活発化--日向の「相互造林」
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新聞名
毎日jp
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元URL.
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20080321ddlk45040032000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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日向市富高の森林業「相互造林」(中島寛人社長)が杉材の中国向け輸出を活発化させている。今年中に7回、約3万5000立方メートルの県産杉材を輸出する予定だ。
 同社が輸出しているのは、根株近くの曲がり材や間伐材などの比較的安い、長さが2~5メートルと不ぞろいの杉の原木。中国では富裕層の家屋の内装用建材や家具、合板などの需要が増えており、これらの部材に使 われるという。
 中島社長(57)によると、中国では98年の揚子江の大水害の後、99年に天然林の伐採禁止令が出され、木材不足が起きているという。同社は01年12月に水害の現状調査をした際に商談がまとまり、国産材を輸出し てきた。昨年1月以降は中断していたが、このほど福建省福州市の「福建大世界企業集団有限公司」と正式契約を結んだ。18日夜には日向市の細島港から1年2カ月ぶりに出港した。
 中島社長は「県内の杉の年間成長量は約300万立方メートル。そのうち林家にとって採算の取れない、質の劣る材が5割を占めている。今後も輸出量を増やしたい」と話している。【