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ID :  6756
公開日 :  2008年 3月15日
タイトル
[磨丸太で表彰状 京北の生産者 北山杉で試作
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008031500081&genre=K1&area=K1H
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元urltop:
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写真:
 
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京北銘木生産協同組合(京都市右京区京北細野町)の組合員が、高級な床柱材になる北山杉(すぎ)の磨(みがき)丸太を使った「表彰状」を試作した。同組合で優良材生産者の表彰用に使っており、美しい木 目、温かい感触が好評といい、本格的な商品化が期待されている。  木の表彰状を創作したのは藤原治さん(63)=右京区京北細野町。磨丸太から厚さ8ミリの板を作り、2枚をつないで、B4判の大きさにする。板が反ってこないように両サイドに添え木をしている。表彰状の文面はパソ コンで作成し、専用のプリンターで印刷できる。紙の表彰状とは違い、額に入れなくても、そのまま飾れる。  同組合は、昨年から使い始め、このほどあった組合創立30周年記念式での優良材表彰でも約10枚を使った。同組合の辻実智之理事長は「まだ改良の余地はあると思うが、銘木の良さが生かされていて、受賞者には喜 んでもらえるはず」と、いろいろな表彰制度での利用を考えている。  床柱の磨丸太販売は近年、純和風住宅の減少で不振が続いているだけに、新たな商品の一つとしても注目される。藤原さんは「B4判より大きいものも作れる。表彰状の文面をデータでこちらのパソコンに送ってもらえ ば、そのまま印刷でき、1枚2000円以内で販売できそう」と試算している。