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ID :  6659
公開日 :  2008年 3月 9日
タイトル
[京都御苑:「高倉橋」欄干改修 今月末に開通予定--木造で腐食
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新聞名
毎日jp
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元URL.
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20080309ddlk26040306000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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京都御苑(上京区)南西部にある「高倉橋」で、欄干の改修工事が大詰めを迎えている。先月には、欄干の根元部分にあたる「地覆」と親柱の交換が完了。鋳鉄製の擬宝珠(ごぼし)はリサイクルし、今月下旬 にも開通予定だ。
 高倉橋がかかる九条池は、五摂家の一つ・九条家の別邸だった場所。池西側の茶室「拾翠(しゅうすい)亭」とともに散策スポットとして親しまれている。
 環境省京都御苑管理事務所によると、現在の橋は長さ42・6メートル、幅3・16メートル。1957年完成で、橋げたや橋脚はコンクリート製。木造の欄干の腐食が進み、紅葉シーズンが終わった昨年12月上旬から約15 年ぶりに工事を始めた。
 地覆は樹齢150年以上の吉野ヒノキで、1本の長さ6メートル。防腐剤を加圧注入しており、「15年以上は持つはず」と同事務所。「地覆」などの交換では、数寄屋建築などで実績がある安井杢工務店(本社・向日市)の 作業員が橋げたに取り付けたボルトに計12本の地覆をはめ込んだ。【