ID :
7376
公開日 :
2008年 4月25日
タイトル
[米住宅販売:3月は8.5%減 16年5カ月ぶり低水準
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080425k0000m020155000c.html
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元urltop:
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写真:
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米商務省が24日発表した3月の新築一戸建て住宅販売件数によると、季節調整後の年換算で前月比8.5%減の52万6000戸と4カ月連続の減少となった。91年10月の52万4000戸以来16年5カ月ぶり
の低水準で、市場予想平均(58万戸)も大幅に下回った。前年同月比では36.6%の大幅減となり、低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題による住宅市場の落ち込みに歯止めがかかっていないこ
とを改めて裏付けた。
3月の新築住宅の販売価格は、平均29万2200ドルで前年同月比11.3%も下落し、販売価格も下げ止まらない状態が続いている。
金融市場では、サブプライム問題に伴う混乱は「最悪期を脱した」(米大手証券)との指摘が増えている。しかし、肝心の住宅市場では、3月の住宅着工件数が前月比11.9%減で91年3月以来17年ぶりの低水準に沈
んでいるほか、中古住宅販売件数(3月)も前月比2.0%減、前年同月比19.3%減と深刻な低迷が続いている。住宅市場の底打ちが全く見えない状況で、米景気の後退懸念が一段と強まりそうだ。