ID :
6268
公開日 :
2008年 2月 9日
タイトル
[高松「北山浦遺跡」で現地説明会-11日
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新聞名
四国新聞
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元URL.
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/article.aspx?id=20080208000282
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元urltop:
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写真:
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高松市教委は11日、香川県高松市西春日町で発掘調査中の弥生時代中期の集落跡「北山浦(きたやまうら)遺跡」で市民向けの説明会を開く。遺跡では、円形の竪穴住居跡や高床式倉庫とみられる建物跡な
どの遺構が鮮明な形で出土しており、2000年以上前の人々の営みを垣間見ることができる。
同遺跡の発掘調査は、都市計画道路木太鬼無線の整備に合わせ、昨年11月から実施。周辺が粘土質のため、それぞれの遺構が他の遺跡と比べ、鮮明な形で残っているのが特徴だ。
円形の竪穴住居跡は2棟確認。うち1棟は火災にあったとみられ、柱や屋根材、壁材などが焼けた状態で出土した。さらに、住居床面の柱穴からは弥生時代の住居跡としては珍しい柱材の木片も検出した。
また、高床式倉庫の可能性が高い掘っ立て柱の建物跡や作業小屋とみられる長方形の建物跡など多数の遺構が出土。当時、現地には川が流れていたことも判明し、それに伴う堰(せき)などの遺構も見つかっている。
このほか、土器や石器なども多数出土し、壷やかめなどでは弥生時代独特の模様も確認することができる。
説明会は午前10時から2時間程度、市教委の文化財専門員らが現地を案内。雨天の場合は中止する。参加費は無料。問い合わせは、市教委文化振興課