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ID :  6023
公開日 :  2008年 1月16日
タイトル
[震度6強で木造住宅8割倒壊の可能性
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新聞名
日刊スポーツ
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元URL.
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20080116-307668.html
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元urltop:
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写真:
 
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全国の工務店などでつくる日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(木耐協)は15日、2006年4月から昨年11月にかけて加盟の業者が耐震診断を行った木造住宅5876件のうち、震度6強程度で約85%の 4986件で倒壊の恐れがあると発表した。
 さらに、耐震診断を行った住宅のうち2316件について木耐協が追跡調査したところ、同様に8割強の物件で倒壊の恐れがあるとみられるにもかかわらず、耐震補強工事を実施したのは約16%の363件にとどまって いたことも判明。1件当たりの平均工事費は約120万円で、木耐協は「費用が高いため工事をあきらめる人が増えている」と分析している。
 木耐協が耐震診断を行ったのは秋田、福井、長崎、沖縄を除く43都道府県の2階建てと平屋の木造住宅。「倒壊する可能性が高い」が約62%、「倒壊する可能性がある」が約23%だった。
 木耐協によると、04年に日本建築防災協会が耐震診断の手法を改定し、従来は1階だけだった診断対象を2階以上にまで拡大。その結果、「補強工事が必要」と診断される住宅が大幅に増え、基準を満たすために必 要な工事費用も増加の傾向にあるという。