ID :
5698
公開日 :
2007年 12月 6日
タイトル
[宇治の業者に融資 政投銀、木材リサイクルに2億円
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007120800038&genre=B1&area=K20
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元urltop:
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写真:
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日本政策投資銀行は7日、物流、リサイクル業のHOTTA(京都府宇治市、堀田芳史社長)に対し、2億円の融資を実行したことを明らかにした。廃プラスチックと廃木材を原料に新たな再生木材を生産する工
場の開設資金で、環境負荷の小さい循環型社会の実現に向けた取り組みを支援する。
新工場となる京都工場は床面積約1000平方メートル。宇治市槙島町の本社隣接地にある既存の建物を利用して開設し、来年3月に稼働させる予定。政投銀は、新工場の機械設備の導入資金を融資した。
HOTTAは、住宅建材に特化した物流会社で、2007年3月期の売上高は約450億円。現場とメーカーを物流で結び、商品開発から受発注、工程管理まで一括して手がける総合物流支援サービスも行っている。
サービスの一環として家庭から出る容器包装用プラスチックと廃木材を混合し、成型加工する技術をハンディテクノ社(東京都)と協力して企画開発。再生木材を「ハンディウッド材」の名称で販売している。
ハンディウッドは、プラスチックと木材の長所を併せ持ち、腐食せず、色落ちしにくいのが特徴。資源枯渇が懸念される輸入木材の代替品として需要が見込まれる。
政投銀関西支店は「環境問題を考慮し、大きく社会貢献する事業」(関西支店)と評価し、融資実行を決めた。