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伝統的な木造構法を用い、現代の生活スタイルにあった「新・木造の家」の設計コンペが2日、佐賀市の佐賀城本丸歴史館であり、全国の学生6組が「百葉箱」をモチーフにしたり、複数の棟を庭でつなぐなど
の個性あふれる家を発表した。吉野ケ里遺跡の高床建物をデザインした「高床的住居」を提案した、工学院大大学院(東京都)の学生が最優秀賞に輝いた。
木造の技が失われつつある中、学生に木造建築を学んでもらい、木材需要を高めようと神埼市の特定非営利活動法人(NPO法人)「森林(もり)をつくろう」が開催。3回目の今回は全国の大学、高専から15組が応募。1
次審査を通過した6組が9人の審査員の前で設計プランを発表した。
工学院大大学院の平井充さん(33)、高橋宏精さん(23)の「高床的住居」は、ぐるりと立てた柱で屋根の軒と2階を支え、一見して高床建物を思わせるデザイン。「佐賀発」を具体化したことに「学生らしい斬新な発想」
と評価が集まった。
優秀賞には、札幌高専(札幌市)の鈴木宏彬さん(21)、崇城大大学院(熊本市)の上原早紀子さん(24)の作品が選ばれた。森林をつくろうは、最優秀賞、優秀賞の3点について施主を募集し、今後、実際に建築する。+
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