1. HOME
  2. 木の情報発信基地Top
  3. 9.建物
  4. 木造建築のネツト記事 TOP
木造建築のネツト記事
ID :  5498
公開日 :  2007年 11月26日
タイトル
[環境デザイン賞など受賞・木のぬくもり「こどものも り」
.
新聞名
東武よみうり
.
元URL.
http://www.tobuyomiuri.co.jp/newnews/dezain.3.071126.html
.
元urltop:
.
写真:
 
.
 松伏町田中の幼稚園と保育園の一体化施設「まつぶしこどものもり」(若盛正城園長・理事長)がこのほど、こども環境学会「環境デザイン賞」とNPO法人木の建築フォラムの「木の建築大賞」を受賞した。
 こどものもり(まつぶし幼稚園+こどもの森保育園)は当時、全国的にも例がない幼稚園と保育園を一体化した施設。幼稚園を管轄する文部省(現文部科学省)と保育園を管轄する厚生省(現厚生労働省)の間で関係者 を悩ませる施設だった。「子どもを自由に遊ばせながら育てる」という園長の理念のもとに、園児が年齢差を越えて交わる場として「子どもたちのためのひとつの大きな家」がテーマ。2002年4月にオープンした。
 保育園と幼稚園を繋ぐ場を2つの棟のほぼ中央に設け遊戯室にした。この場を通し幼稚園児と保育園児が出会うのだが、完成してみると子どもたちは2つの施設を自由に駆け巡り楽しんでいる。この場には縦割り行政 は関係ない。建物はすべて木造にこだわった。杉丸太を主に使い、多角錐形の屋根を持ったランチルームや変形寄棟形の幼稚園棟、切妻形の保育園棟など独自の空間を持たせたのが特徴。
 若盛園長は「木のぬくもりを生かし、自然の光や緑をたっぷりと室内に取り込むことができ、温かですてきな保育・教育環境が整いました。次代を担う子どもたちのために幼保の枠を超えた、まさに21世紀の子どもの空間 になったのでは」と話していた。