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ID :  5400
公開日 :  2007年 11月18日
タイトル
[弥生時代最長と判明…鳥取・青谷上寺地遺跡「垂木」
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新聞名
フジサンケイ
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元URL.
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200711160052a.nwc
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元urltop:
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写真:
 
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 鳥取県埋蔵文化財センターは、弥生人の脳発見などで知られる鳥取市の青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡で出土していた約3・9メートルの木材が、約2000年前の弥生時代中期後半の屋根部材「垂木(たるき)」で、 完全な形のものとしては弥生時代で最長だったことを突き止めた。大型掘っ立て柱建物の部材とみられるという。  コンピューターグラフィックスで建物を復元した鳥取環境大学の浅川滋男教授(建築史)は「大型建物の垂木が確認されたのは初めて。遺跡からは約7000点の建築部材も出土しており、建物の具体像が推定可能にな った」としている。  垂木は棟から軒へわたし、かやなど屋根のふき材を支える木。1999年に遺跡の溝から2本が出土、同じ建物の部材とみられている。2本とも上端を丸くし、下端を斜めに切っていたことから垂木と分かった。  最長の垂木は1辺7・5センチの角材で、屋根の両端に用いられたらしい。もう1本もほぼ同じ長さで、丸太状だった。  垂木の長さから、建物の規模は縦約4メートル、横約8~10メートルとみられるという。