ID :
5305
公開日 :
2007年 11月 9日
タイトル
[6月の改正建築基準法施行後 住宅着工が激減 岡山県内
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新聞名
山陽新聞
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元URL.
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2007/11/09/2007110909505614010.html
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写真:
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改正建築基準法の施行(6月20日)に伴い、全国で新築住宅着工戸数が激減する中、岡山県内でも住宅着工が落ち込んでいる。元一級建築士による耐震強度偽装事件を受け、着工前の建築確認を厳格化し
たことが原因。審査期間の長期化や法改正に対する周知不足が背景にあるが、建築業者の間には改正への不満も根強い。
「着工にこぎ着けるまでの時間が2倍はかかるようになった」。岡山市内の住宅開発業者はため息をついた。以前なら建築申請から約1カ月半で着工できた物件は改正法施行後、2、3カ月待たされるという。
国土交通省のまとめでは、新築住宅の着工戸数は7―9月の3カ月連続で前年同月を下回り、9月の着工戸数は前年同月比44・0%減の6万301八戸にとどまった。
岡山県内では6月から4カ月連続で前年の水準を割り、8月は同60・1%減の677戸、9月は同20・1%減の1139戸。県建築指導課は「景気を考慮しても、予想以上の落ち込み」とし、特に8月の下げ幅は「統計はない
が、恐らく過去最大」とみる。