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ID :  5294
公開日 :  2007年 11月 9日
タイトル
[ギンナン収穫 ラオスの校舎建設費に充てて
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20071109/CK2007110902062981.html
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元urltop:
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写真:
 
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品川区立杜松小学校(豊町)の児童たちが八日、校庭のイチョウから落ちた実の皮むき作業をした。同小では今後、このギンナンを販売し、収益を今春からフレンドシップ協定を結び交流を図っている、ラオ スの小学校へ校舎建設資金として贈るという。
 杜松小の校庭にはイチョウの大木三本があり、うち二本の雌株から毎年、ギンナンが収穫できる。一-三年生が十月以降、登校時に実を拾い集めた。水につけてふやかしたギンナンの皮をむくのは、四-六年生の仕 事で、この日は約五十人が、イチョウの木陰などに座って、においに耐えながら作業に当たった。
 ことしは昨年より数は少ないが、粒は大きいといい、収穫量は約八キロの見込み。二十二、二十三日の学習発表会以降、各種の催しで、父母や近所の人に百グラム百円で売る。
 収益を寄付する活動は少なくとも二十年以上前から始まり、これまでユニセフなどに寄付してきた。さらに「目に見える国際貢献ができないか」と検討したところ、校舎がなく児童が寺で学んでいるラオスのクアンシー小 の存在を知った。三万円を贈るのと合わせ、今年四月にフレンドシップ協定を結んだ。
 児童会役員は手紙も送っており、五年河野雅幸君は「くさいが、皮むきは楽しい。早くクアンシー小の人たちがどう思っているか知りたい」と返事が届くのを楽しみにしていた。