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木造建築のネツト記事
ID :  517
公開日 :  2006年 3月11日
タイトル
[高知駅の大屋根着工 駅舎では国内初の「大架構」
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新聞名
高知新聞
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元URL.
http://www.kochinews.co.jp/0603/060311evening01.htm
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元urltop:
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写真:
 
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全国初」へ発進――。JR土讃線の連続立体交差(鉄道高架)事業で生まれ変わる新高知駅のシンボル、「大屋根」の建設が始まった。アーチ型の大屋根が高架橋をすっぽりと覆うダイナミックな「大架構」構造は 、駅舎では国内初の採用。11日、高知市栄田町の同駅北口で起工式を行った県は、2年後の高架切り替えに向けて関連工事を順次進めるが、来年2月ごろには新駅舎の輪郭が分かるようになる予定だ。
 「大屋根」のデザインは、牧野富太郎記念館(高知市五台山)を設計した建築家の内藤廣・東大教授が高知駅舎景観検討委員会に基本案を示し、2003年10月に決定。新しいものを取り入れ、初めてのものに挑む進取 の気風を「高知らしさ」ととらえ、斬新なデザインを採用した。
 東西60・9メートル、南北38・5メートル、高さ23・5メートルの大屋根は、天井の梁(はり)などに県産の杉の集成材を使い、「森林県」もアピールする。
 景観面では、広場にどっしりと接地する「脚」が特徴の北側に対し、中心市街地に開けた南側は鉄骨の骨組みで、列車の往来が目に見える開放的なデザインだ。
 新高知駅工事はこの大屋根と駅舎、高架橋に3分割。今回の起工は大屋根を構成する部材の製作工事で費用は2億5000万円。加工された部材を現地で組み上げる工事費などを含めると計6億6000万円になる。
 一方の鉄道高架事業(施工延長4・08キロ)は、高知駅工区の東側約1・3キロですべての高架橋が完成。西側約2・4キロも04年度末に用地買収を終え、約1・7キロが完成済み。全体の高架橋完成率は73・3%に上 る(いずれも05年度末見込み)。