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ID :  503
公開日 :  2006年 3月10日
タイトル
[旧与那国家が落成/文化庁事業で3年かけて改修
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新聞名
八重山毎日オンライン
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元URL.
http://www.y-mainichi.co.jp/article.php?id=4142
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元urltop:
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写真:
 
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竹富島重要伝統的建造物群保存地区・保存修理事業として、3年計画で実施されていた町指定文化財「旧与那国家」の改修工事がこのほど終了し、9日午後1時から落成式典と祝賀会が関係者多数が参加して 催された。 1913(大正2)年に建てられたとみられる旧与那国家は、現存する最も古い建造物で伝統的な建築の形を残していることから町文化財に指定されている。 90年余を経て、柱の傾斜や白ありなどのため文化庁の解体修理保存事業として総事業費6100万円をかけ、2003年度から3年計画で改修。母屋をはじめ、石積みの積み直しや、敷地内にあるオーシ(豚小屋付便所)の修 復も行われた。 式典では、竹富小中学校児童生徒代表ら関係者によるテープカットが行われたあと、大盛町長が「3カ年の長い年月をかけ修復作業が完了したことはこのうえもない喜び。今後の保存修理の指針となる。これからは観光 ルネサンス補助制度による環境整備や体験交流の場として、観光にも多いに活用されることを期待したい」とあいさつ。 続いて建造物寄贈者の与那国暹氏ら功労者11人に感謝状が贈呈されたあと、記念植樹が行われ、イヌマキの木が植えられた。 また家屋新増築の完成時に行われる古式ゆかしい儀式「ユシトゥンガナシ」が、前本隆一さんと宇根勝松さんにより演じられた。 引き続き、まちなみ館に会場を移して祝賀会が催され、地域住民多数も参加し修復工事の終了を祝った。 今後は特定非営利活動法人(NPO法人)「たきどぅん」が、国土交通省の観光ルネサンス補助制度を導入し、生活体験プログラムの開発や、公設トイレの整備、竹富島を紹介する英語と中国語のホームページの公開などを 行っていく。
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